2023年01月12日

1月園だより

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 新年、明けましておめでとうございます。
 
 今回のお休みは3年ぶりに行動制限がないだけでなく、曜日のめぐりあわせで、幼稚園では例年より長いお休みとなりましたので、ご家族で有意義に過ごされたことと存じます。子ども達にとっても、クリスマスにはサンタさんからのプレゼントを頂いたり、年の暮れには大掃除、そしてお正月を迎えると、それまで慌ただしく過ごしていたご家庭でも、いつもよりゆったりとした時間が流れ、ご馳走を囲んでゆっくりと団らんを楽しんだり、家族で一緒にテレビゲーム、かるたやトランプをしたり、あるいは初詣や実家への帰省など日常とは違った時間が流れたのではないでしょうか。そこでは子ども達は幼稚園の経験とはまた違う、家族との濃密な時間が持てたことで、思い出深い経験や学びがあったことと思います。またそれは必ずしも余暇の時間だけではなく、お正月の支度を進める雰囲気を感じたり、そのお手伝いをすることで家族の一員としての役割を感じたりなど、新しい気付きや自立への機会があったはずです。経験を通しての学びには新しいことを“知る”という事もありますが、同時に“感じとる事”とも言えるのではないでしょうか?先祖のお墓参りや氏神様に初もうでに出かけ、一年間無事に過ごせたことへの感謝の気持ちを伝えたり、新年にあたり家族の無事を祈念するために手を合わせたりする様子を脇でじっと見ている我が子は、いったいどんな思いで親や身近な大人の姿を見ているのでしょうか。その場に一緒にいれば、親の行動を見てそのやり方やおおよその意味は何となく理解しているかもしれません、しかしそれが自分や家族への深い愛情に基づく行為なのだと理解するには、まだ幼く難しいかもしれません。人の行為には一つ一つ意味や感情がこもっているという事、また人は自分の行動に意味を持たせたり、心を込めたりすることが出来る、という事が子ども達に伝わっていくには、日常の何気ない大人の行動や行為の姿に寄ることが大きいと感じています。

 日本の街は清潔で街中にごみが散らかっていないこと、信号を守ること、順番を待てること、治安が良く安全であることなどを外国の人から認められることがありますが、こんな当たり前の日常生活の中の規範意識は、昔から大人が範を示してきた社会の習わしや環境があったからこそ、子ども達に伝わっていくことではないでしょうか。ところが、最近車で走っていると、信号が黄色から赤に変わりそうなとき、右折車が待っていることが分かっていても、横断歩道で渡っている人がいても、場合によっては赤信号になってでも、我先にと車を動かし譲れない,相手の状況に気づけない大人がとても多いと感じています。子ども達の安全を考えても、大人として範を示す行動がとれているとは思えません。もしくは人との調和をはかる感性が育っていないのか、疲れて心が擦り切れてしまっているのでしょうか。穏やかで成熟した未来社会を築くためにも、子どもたちの目の前にいる私たち大人の日常の振る舞いが問われているのだと考えます。
 
 さて、幼児期の子どもは未分化の時代と言われています。風に揺れる花びらや蜜を吸いにやってくる昆虫を見ている時、子どもの心は、それを単なる対象物として客観視するのではなく、そのものの中に自分を同化させることができる豊かな感性を働かせることが出来るのです。少し大きくなって知識や客観性が育ってくると、この想像力豊かな感性は表には見えにくい心の中にそっとしまわれてしまうのですが、それは失われる訳ではありません。豊かに育った感性は、心の中で知性や理性と共存し響きあいながら、ぐんぐん大きく育つものだと思います。だからこそ幼児期の教育には、自分で感じて知っていく経験、子どもの感性に響く教育が大切であり、そのために社会や大人がどんな環境を用意できるかが重要なのです。

 もう一点お伝えしたいのは、今月20日に午前保育をお願いし、公開保育と小学校教育への連携を学ぶ研修会を行うことについてです。当日は國學院大學で幼児教育と小学校教育の連携について研究をされている吉永安里先生を始め、厚木市教育委員会の先生方にもご協力いただき幼児教育の果たす役割と小学校教育への滑らかな移行をどのように図っていったらよいのかを学び合いたいと考えております。また、市内外の幼稚園、保育園の先生達や市内の小学校の先生方も大勢参加される予定です。姉妹園のはやし幼稚園の教職員も交え有意義な研修にしたいと考えております。緑ヶ丘学園としても、幼稚園教育要領が改訂されるたびに小学校へのつながりをどう考え図っていくべきかを、長年試行錯誤してきた経緯もあり、幼児教育を正しく理解して頂くことで新しい小学校以降の学習指導要領への問題提起も図れるのではないかと考えております。今回の研修で、それぞれの立場から、お互いを理解し合うことで子ども達の未来に、確実で健やかな成長を望める足がかりとなればと考えております。

 最後に、今学期は1年の締めくくりの学期になりますので、子ども達一人ひとりが、更に充実した園生活を送れるように教育的な環境を整えていきたいと思っています。そして、3月にはそれぞれが自信と期待をもって卒園・進級できるように一日一日の日常を大切にして参ります。

 保護者の皆様には、今学期もこれまで同様にお力添えを頂きたく、よろしくお願いいたします。





posted by 管理人 at 08:49| 園だより

2022年11月30日

12月園だより

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 4年に一度のサッカーの祭典、ワールドカップカタール大会が開催しました。
 サムライジャパンは初戦でドイツと対戦し、前半こそ先制点を許しましたが、後半になるとフォワードの選手を次々と投入し、堂安選手と浅野選手が見事なプレーを見せてくれました。過去4回の優勝国から、それも逆転による勝利を収めた23日は、本当に興奮してしまいました。この原稿を書いているときは次のコスタリカ戦との勝敗が出ていませんが、サムライジャパンなら勝利は確実と信じています。日本は7大会連続でワールドカップに出場していますが、いまだ決勝リーグに進出はしていませんので、次なる目標である決勝リーグでも、森保監督の下で世界と戦うサムライジャパンの活躍を応援したいと思います。

 また、先日ワンデーショップが園庭で行われました。コロナウイルス感染の影響で3年ぶりの開催となりましたが、当日はいくつものお店の出店やお買い物で園に足を運んでくださった方も多くいて、賑やかなひと時となりました。そして私たち職員の出店依頼もありましたので、「むかしあそびのお店」をだし、独楽・ベイゴマ・めんこ・けん玉等の昔あそびに触れるコーナーを作りました。これらの遊びは昭和40年代頃まで子ども達の中で盛んに遊ばれていましたが、次第に電子ゲームへと子どもの遊びが変化していきました。昔あそびの良いところは、わらべ歌遊びでも言われていますが『昔とった杵柄』になる、という事ではないでしょうか。一人でも勿論できますが、仲間とそれも皆が同程度に使いこなす力がないと遊びが盛り上がりません。そこで仲間同士でやり方やこつを教え合い、お互いの腕を磨きます。持ってなければ貸し借りをして、自然に友達同士の絆も強まっていくことになります。幼稚園でも年末から新年にかけて、独楽や凧、カルタ等の昔あそびが盛り上がっていくことになるでしょう。

 さて、めばえの会が今週末に行われます。開催にあたって皆様でコロナウイルスの感染拡大に配慮しつつも、子ども達が楽しく活動する姿をご覧頂きたいと考えています。
 
 年長組は創作劇を見て頂きますが、これまでの経験や自分なりに思い描いた空想の世界を、お互いに出し合うだけでなく、相手の意見にも耳を傾けながら、皆で一つのストーリーを作り上げていく遊びに夢中になっています。

 年中組は、合奏、わらべうたそして歌に挑戦します。子ども達が年中に進級して間もなく年長さんたちがお誕生会で合奏をして祝福してくれる機会がありました。先月のお誕生会では職員が手作りの楽器も取り入れての演奏をして、皆で楽しむ機会がありました。そういった音楽に触れてきた子ども達は、新しい音を見つけたり、音が合わさる楽しさを感じたりしているところです。

 そして年少組ですが、事前に職員間で話し合いの機会があり、子ども達が普段からごっこ遊びを楽しんでいる姿を、より自然に皆様にご覧いただく為にはどのようにしたらよいのか話し合った結果、会場の設えなどを若干変え、幕が開いてからスタートするという事ではなく、子ども達が会場に入るところから見て頂くことに致しました。そのために当日は入室を職員が誘導致しますので、ご協力をよろしくお願いいたします。
どの学年も年齢に則した表現活動として捉えて頂き、温かく応援して頂けたらと存じます。なお、めばえの会については、後日冊子が出されますので、そちらをご覧ください。

 そして、今月の下旬になりますと冬休みを迎えますが、このお休みはクリスマス、年の瀬、お正月といった行事が続くお休みでもあります。クリスマスは幼稚園でもサンタクロースの登場やプレゼント等もありますが、これらは夢と空想の部分を大切にしております。サンタクロースからプレゼントをもらえることは、子どもにとって一年間「自分が良い子だった」と保護者を始め周囲の大人達から認められることであり、それが大きな自信にもなるのだと思います。

 このお休みにはコロナ対策も取りつつ、故郷に帰省されたり旅行に出掛けたりするご家庭もあるかと思います。日頃忙しくしているご家庭では、家族の温かさを実感できる良い機会と思いますので大切にお過ごしください。そして、子ども達にとってお正月(年神様をお迎えする年中行事の一つ)など日本古来の伝統文化に触れる機会でもありますので、一つ一つの行事や習慣をお子様に伝えて頂くことも大切なことだと思います。

 どうぞ、ご家族揃って健やかな新年を迎えられますよう願っております。また、保護者の皆様には、今年一年沢山のお力添えを頂きましたことに、職員一同感謝を申し上げます。良いお年をお過ごしください。
posted by 管理人 at 14:23| 園だより

2022年10月31日

11月園だより

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 園庭の木々の葉が日増しに色づいて、本格的な秋の到来を感じます。秋と言えば、「スポーツの秋」「芸術の秋」「読書の秋」「食欲の秋」「行楽の秋」などなど、さまざまな楽しみ方があります。それだけ気候が良く活動するのにふさわしい季節ということではないでしょうか。

 皆さんのご家庭ではどんな楽しみ方で今年の秋を満喫されていますか。
 
 幼稚園では、先月8日(土)に今秋のスタートとして第58回運動会を実施しました。前日までの大雨の影響でグランド状態が心配されましたが、早朝より教職員で水たまりの水を抜き、有志のお父さんお母さんのお手伝いにより開会式の時間までにグランドの準備ができました。際中曇り空ではありましたが、子ども達はそれぞれのプログラムで走ったり、踊ったり、跳んだりと思いっきり元気いっぱい運動会を楽しむことができました。運動会を通して得たたくさんの経験や思い出がこれからの生活の成長に繋がることと思います。また、園児係として子どもたちのトイレや誘導等を担っていただいたみどりの会の皆様にも重ねてお礼申し上げます。

 次に「秋の遠足」ついて触れたいと思います。満3歳クラスは26日(水)に海老名三川公園に行きました。晴天の中で長い滑り台を何回も滑ったり、色づいた葉っぱや木の実などをたくさん集めて秋を満喫できました。27日(木)には年少・年中クラスが七沢森林公園に、年長クラスは、飯山白山公園に行く予定です。

 11月も「行事の秋」のなかで、「わくわく週間」や劇団「風の子」の観劇などいくつかの行事が予定されています。

 子ども達は、行事などの集団での生活や遊びを通して、一つ一つの事柄に興味や関心を持ち、その中で様々なことを模索し、試行錯誤しながら周囲の他者のことや自らの考えやどう行動したら良いかということを学んでいきます。幼稚園では引き続き、豊かな遊びの場や友だちと一緒に色々な物を作り出したり新しい発見のできる教育環境を提供していきたいと思います。

 さて、先日「自己肯定感と子育て」というテーマで研修会に参加したことについて触れたいと思います。自己肯定感とは「自分の存在そのものを認める感覚のこと」です。自分は大切な存在であるという心の状態を保つことで自分が前に進むための原動力を生み出します。今回は、普段の生活であるいは子育ての中で、お子さんの自己肯定感を高める「ほめる言葉」や「励ます言葉」など具体的なことばを紹介します。

〇ほめる言葉…すてきだね、それいいね、さすがだね、すごいね、頼りになるね
〇励ます言葉…大丈夫だよ、がんばって、気にしないで、応援してるよ
〇認める言葉…すごいね、やったね、最高だね、かっこいいね、嬉しいね
〇感謝の言葉…ありがとう、うれしかった、助かった、○〇ちゃんのおかげだよ

 「うちの子はほめるところがあんまりないんだけど」という保護者の方もいますが、よく観てよく聴いているとほめるところはたくさんあると思います。あらためて今日から実践してみてください。

 子どもたちの周りでは、幼稚園や学校の先生、地域のおじさん・おばさんなどたくさんの大人が関わり、こころ豊かな子どもを育てるきっかけや環境づくりを行っています。中核となる保護者とともにそれぞれが役割を持って、未来を担う子ども達のために連携した子育てができるといいと思います。

文責 副園長 宮崎昌彦
posted by 管理人 at 14:38| 園だより