2021年01月28日

2月園だより

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 1都3県に出された緊急事態宣言の再発令から、間もなく3週間を迎えようとしていますが、新規感染者の数は減少傾向となっております。しかし、病床の使用率は依然高い状況が続いています。あと一月余りすると予防接種も始まり、状況も好転する事が望めますので、ゴールも見えてきたように思います。皆さんでもう暫く頑張りましょう!

 さて、全国の保育者や保育に携わる教育関係者を対象にした保育専門誌の一つに、フレーベル館が毎月発行している「保育ナビ」という雑誌があります。その3月号で、緑ヶ丘学園の保育、教育が現在に至るまでの変遷について取り上げて頂くことになりました。

 3月号の特集のテーマは「最適解」ということで、これについては若干の説明が必要になるかと思います。本来、教育の現場に於いては、カリキュラムという計画に基づいて毎日が取り組まれているのですが、今直面している新型コロナウィルスへの対応は、私達にとって、全く予測の出来ないことであり、あらゆることが計画通りに進まない、という事態が現実に起こりました。そこで幼稚園としては、様々な問題に直面する都度、臨機応変な決断を求められることが次々と起こっているのが現状です。それでも現在、自分達が於かれている現状の中で、自分達の保育にとって「大切なことは何か」を考え、その為に私達に「出来ることは何か」ということを求めて、最善の策を絞り出す、不条理とも言える時代の中で多様な視点を持って柔軟に対応する姿勢の重要性について考えることがそれぞれの園における最適解へのヒントになるのではないかと言うことが提起されております。記事は座談会と言う形でしたが、当学園からは、私の他にはやし幼稚園の難波香織園長、難波忠弘副園長の3人が参加し、コーディネーターは一昨年、学園子育て教育講演会でご講演頂いた青山学院大学、教育学部名誉教授の小林紀子先生でした。

 概要は、私とはやし幼稚園の園長が40年近く前に他園を見学し、その園の子ども達の伸び伸びとした姿や自分の役割を理解しその責任を果たそうとする主体的な姿に感動した思い出話から始まりました。それから、自園の子ども達にも目を輝かせて園生活を送って欲しいという願いをもち、保育内容を見直してきたこと、またその保育の変化についてその意義をどのように保護者に伝えてきたか、更に両園の園舎の建て替えを、子ども達にとって少しでも良い保育環境となるように、工夫を凝らしたこともお話しさせて頂きました。このテーマを提起された小林紀子先生は、最適解を解くポイントとして、共に同じ想いで保育に携わる教職員や大切な我が子を託して下さっている保護者、さらには地域の人達との信頼と連携の大切さを指摘して下さいました。そして、理想の保育を形にする為には、多様な対話と強い意志の力が必要である、ということも明示して下さいました。改めて私達のやるべきこと、進むべき方向が見えてきたような思いに至りました。今後も微力ながら、より良い保育を目指していく所存です。

 さて、子ども達は寒さにも負けずに元気に外で遊ぶ姿があり、集団生活においてもしっかりとした足取りで自分たちの目指す方向に向かって仲間と共に歩んでいけるようになりました。子ども達の伸びる力を信じて“みんなで考えてごらん”とか“自分の考えたようにやってごらん”と促してあげる方が、子ども達は張り切って取り組む姿を見ることが出来ますので、この様な機会を大切にしていきたいと思います。また、上旬には生活展があります。この一年間の主に描画を通しての表現活動の一端をご覧いただきます。

 更にこの一年間の園生活を振り返って生活のまとめをしていきたいと考えています。特に年長児は、この一年間仕事として担ってきた当番活動を年中に引き継ぐだけでなく、小学校生活にスムーズに入っていけるように、此れまで身に付けてきた集団生活の中で守らなければならないルールを一つひとつ確認していきたいと思います。そして、残り少なくなった今のクラスでの生活を、大切にしていきたいと考えます。



posted by 管理人 at 08:53| 園だより

2021年01月11日

1月園だより

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 明けましておめでとうございます。このお休みは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、極力人の往来を押さえるために旅行の自粛を始め、不要不急の外出も控えることが求められましたので、例年のお正月とは大分趣の違いを感じました。ところが昨春の緊急事態宣言の時と比べ、人出は大幅に増加した地域も数多くあったようで、結果として感染者だけでなく重症者も増加したことで、医療現場において逼迫した状況を受け、1都3県の知事から再度の緊急事態宣言の発出を求められて、政府としても再度の発出となりそうです。幼稚園としてもこの状況に対し改めて3学期の生活や行事の見直しが必要と考えました。具体的な点については、右記の行事予定の補足に記載しましたのでご確認頂き、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

 さて、今日から3学期が始まります。子ども達にとっては何かと規制がある中でも、楽しい出来事が沢山あったお休みとなったことでしょう。私達保育者は、子ども達の声に耳を傾け、喜びを分かち合うことから今学期が始まります。また、近年はあまり行なわれなくなったお正月遊びである独楽回しや、羽根つき、凧揚げなどの伝統的な遊びも子ども達と楽しみたいと思います。特に月末にはお隣のゴルフ場へ出掛けていき、どこまでも続く芝生の上で思いっきり身体を動かしたり、凧揚げなども楽しんできたいと思います。

 ところで、年中さんがサンタさんからプレゼントされた独楽ですが、皆さんは回すことが出来ますか? じつは此れがとても難しいのです。先ず、独楽に紐を巻くところから始まるのですが、左右の手の使い方に一体感が求められます。また巻くにあたっても緩すぎてもきつすぎてもだめです。微妙な力加減が求められます。次に独楽の投げ方ですが、紐の片方の先を薬指と小指で握った上で、残った3本の指で独楽を握り前方に向かって投げ、手が伸びたところで今度は手元に引き戻す行為をスピーティーに行なわなければなりません。それでは子ども達はどうやって回せるようになるのでしょうか?子ども達は回せるお友達から、それらのことを一通り教わるのですが、それですぐに回せるわけではありません。何回も何回も紐を巻いては投げ、転がっていった独楽を拾いに行ってと、その行為をひたすら繰り返す中で、少しずつコツをつかんでいったり、お友達の投げる様子を真似たりして回せるようになるのです。ここで、ぜひお伝えしたいことがあります。近年“子どもが遊べなくなった”原因の一つに遊び集団がなくなったことが一因と言われています。嘗ての子ども達の社会では、年長児が小さい子に遊びの伝承として、ごく当たり前のように行なわれていたことが、現在では遊び集団が成立しない中で、幼稚園の中にこの“遊び集団”が存在していると言えるのではないでしょうか。更に、何度も挑戦し回せるようになったとき、友だちと同じように出来るようになったという喜びと、「自分でも出来た!」という自身の自信となるのです。そしてその自信が、次の新しい課題に向かっていく新たな力になることだと思います。

 最後に、今学期は1年の締めくくりの学期になりますので、重ねて申し上げることになりますが、子ども達一人ひとりが充実した生活を送れるように環境を整え、仲間と力を合わせた活動や遊びに積極的に取り組み、少し難しいことにも挑戦できる場を設け、試行錯誤をしつつ様々な経験を重ねて、3月にはそれぞれが自信と期待を持って卒園・進級できるように日々の生活を大切にしていきたいと考えています。

 保護者の皆様には、今学期も此れまで同様にお力添えを頂きたいと存じます。宜しくお願い致します。
posted by 管理人 at 00:00| 園だより