2022年02月28日

3月園だより

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 この度、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために、22日まで休園をさせていただきました。保護者の皆様には大変ご心配とご迷惑をおかけ致しました。今後このようなことが無いように幼稚園としても十分注意してまいりたいと存じます。また、現在猛威を振るっているオミクロン株が一部ステルスオミクロン株へと変異していることが報道されています。新しいウイルスは感染率もオミクロンより1.4倍というだけでなく、病原性においては呼吸器の症状が見られるとのことです。3月は幼稚園だけではなく、各学校でも卒業式を始め大切な行事を控えていますので、なお一層の注意が必要と考えられます。

 一方、先日北京オリンピックが閉会しました。昨夏のオリンピックと同様日本選手の活躍により、これまでの冬季大会を上回るメダル数を獲得しました。選手の皆さん本当にお疲れさまでした。今回の大会で私が一番印象に残っているのは、女子のカーリング一次リーグ最終戦でスイスに敗れ予選敗退が濃厚な中でテレビインタビューを受けていた最中に、もう一試合の勝敗によって、辛くも準決勝に日本チームが進出できることになった一報が入った場面で、選手たちが一瞬困惑した顔を見せあと、笑顔に変わる場面がとても印象的でした。そして、翌日の準決勝ではスイスに予選の借りを返して決勝にコマを進める快挙を見せてくれました。その時のある選手コメントに、予選の試合の中で失投に付け込まれ、対戦相手に大量失点を許す苦い経験が、今日の厳しい局面に立たされた時でも、その逆境に打ち勝つ強い力となった旨のお話をしてくれました。この選手のコメントは、コロナ禍にある今の私たちの感情に相通じるものがあるように感じました。

 さて、子ども達はこの一年の生活の中で確かな成長を見せてくれました。入園・進級した当初は、クラスも変わって新しい仲間との出会いがあり、新しい環境での生活に硬さも見られましたが、日を追うごとに幼稚園での生活に慣れ、少しずつ周りの出来事に目が向くようになりました。その中で心を動かす出来事に出会って、自ら積極的に関わる姿がありました。子どもは本来“知りたがり屋”です。「これなあに」から始まって「何しているの」「どうして?」といった言葉を我が子から何回も聞かされ、困った経験もあるかと思います。しかし、子どもは聞くだけではなく自ら関わりながら様々な学びをしています。例えば虫取り名人がいます。その子は幼稚園で多くの時間を虫取りの時間に充てています。そのうちお友達から「一緒に行こうよ」などと誘われたり、虫のことでいろいろ質問される場面でも、丁寧に答える姿を見ることが出来ます。それは、長い時間をかけて “知りたい”という意思のもとで知り得た事象が“学び”へと繋がったのではないでしょうか。もう一つ忘れてはいけないこととして、友だちから聞かれたことに対して、自分が知りたいと思って得た情報を友達に伝えられる経験は、その子のその後の主体的な行動に確実に繋がるものです。

 また、家の掃除をした直後におもちゃや外から拾ってきた木片や木の実などを散らかすこともあるかもしれません。子どもは興味を持った時が行動する時であり、自然な行為であります。このように一般的に“いたずら”といえるようなことでも、子どもにとっては知的な好奇心に基づく行動なのだということを理解する必要があるかもしれません。

 さて、明日は年長さんの卒園遠足があります。本来ならば先週からグループごとに分かれて、いろいろな資料を基に自分達だけの見学する動物やコースを決める時間があったわけですが、それが叶いませんでしたので、お休み中に各ご家庭で考えてきたものを今日発表し合って、グループとして一つにまとめてくれた筈です。それを基に明日幼稚園最後の遠足を楽しんできたいと思います。

 最後に、早いもので今年度最後のお便りとなります。あと3週間余りで巣立ちの会を迎えます。年中さんをはじめ小さいクラスの子ども達の直接の参加はありませんが、立派に成長した年長児にとって心に残るものとなる様に、保護者の皆様をはじめ在園児からのメッセージなど、多くの人たちから祝福され温かな心を感じながら巣立ってほしいと考えています。また、子ども達にとって仲良しの友達や慣れ親しんだ幼稚園との別れの時でもあります。うれしい一方で心の片隅で感じるさみしさを意識することが心の機微となり、友だちとの絆を築ける人間になってくれることと思います。最後にこの1年、みどりの会の役員の皆様、保護者の皆様には多くのお力添えを頂きましたことに心から感謝申し上げます。



posted by 管理人 at 13:47| 園だより

2022年02月01日

2月園だより

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 今年も幼稚園のお隣にある本厚木カンツリークラブのご厚意で、広い芝生が広がっているゴルフ場で半日遊ぶことが出来ました。私たち大人の目線でも、なだらかな稜線がどこまでも続く景色を見ているだけで、自然にほっとした感情が湧いてきます。子ども達が感じるそれはさらに高揚していると同時に、この先はどうなっているんだろう?という探求心も湧いてくるしょう。少数ではありますが、子ども達が豆粒ぐらいに見えるまで先のほうに歩いて行く子もいますが、そこはみどりっ子達、普段から先生が見える範囲で遊んでねと伝えてあるので、それより先に行くことはありません。子どもなりに周りを気にしながら遊んでいることが、その行動からも見て取ることが出来ました。

 また、園外に出掛けた中で、私たちが気付かないことを直感的に感じることもあるようです。今回、お正月遊びを意識して、自分たちで作った凧も持っていきました。今年は適度に風があって凧が揚がりやすかったのですが、時折風がピタッと止まってしまうので、そうすると凧もするするっと落下しまいます。一方、その傍で風の向きに関係なく凧を揚げたいという一心で走っている子もいます。そんな子には「風はどっちから吹いている?」「風の吹いているほうに走らないと凧上がらないよ」と声をかけるのですが、そのまま走り続けます。これも何度か経験することによって、あるいは近くで上げている子の様子を見て少しずつ学んでいくことのようで、きっとそんな時は、子どもなりに風を感じて、理屈ではなく走っているのかもしれません。その思いを理解する私たちの感性が求められる場面です。そのうち上手くいったときの感動が力となって、次の遊びに向かう力になるはずです。ご家庭でも同じような場面に遭遇した時には、我が子の思いに共感しようとすることが大切なことであり、 ひいては我が子の素晴らしい芽をはぐくむことに繋がるのだと思いますので、見守って頂きたいと思います。
 
 さて、今月10日には一年の締めくくりの行事ともいえる生活展があります。子ども達は幼稚園での日常の生活の中で、様々な出来事に出会ったり、感じたりしています。その思いを大好きなお母さんやお父さんあるいは身近な人に伝えたくなることは、ごく自然なことでもあります。また、その表現の仕方は個々の子どもによって違いますが、その子なりの表現が出来ることが大切だと考えます。そして、その一つの表現として描画があります。特に小さい子どもにとっては思うままに腕を動かすことによって現れた模様や形、あるいは空き箱などをあるものに見立てて遊ぶことが出来ます。その行為は試行錯誤を繰り返しながらも 次第に自分の意志のままに表現することに繋がるのです。私たちはこのような造形活動を通して、「想像力」や「自己表現」が出来るように子ども達を育んでいくことが大切だと考えます。その為には、一人ひとりの子ども達が、自分の心情や考えを自由にのびのびと表すことができ、また、それをしっかりと受け止めてあげることが大切です。
 
 改めて、この作品展では一年間の生活の中で、折々に感じたことや楽しかったことを、描画による表現方法で表したものをご覧いただくものです。ぜひ当日は、お子様や担任からの話に耳を傾けて頂くことにより、我が子の心に寄り添うことにもなりますので、よろしくお願いします。
 
 また、これまで生活展では冊子を作成しておりましたが、見学を時間制としたことで、担任が保護者の皆様と直接お話することができると考え、取りやめることとしましたので、ご理解の程お願い申し上げます。
posted by 管理人 at 09:16| 園だより