2022年10月01日

10月園だより

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 一週間前、英国エリザベス女王の国葬が、世界中からの弔問客が参列する中で、厳かに執り行われました。その後ウインザー城に埋葬されるために、バッキンガム宮殿周辺を行進される過程で、多くの国民から最後のお別れを受ける亡き女王が、いかに世界中の人たちから敬愛されていたかが示されていたように思います。生前、数十年も前から自分の葬儀の進め方を準備されていたということなので、比較をする必要もありませんが、安倍晋三元総理の国葬儀について、報道機関は連日様々な報道をしていますが私個人としては自国のリーダーとして力を尽くしてこられたことに対して敬意を持って故人の葬儀が静かに執り行われることを願います。

 さて、今回は運動会についてお伝えしたいと思います。当園の運動会は数十年程をかけて「見せる」運動会から子ども達が自ら「つくる」運動会に変化してきました。最近においても検討が行われ、少しでも子ども主体の教育活動となるようにと競技の見直しが行われ、さらにこの数年はコロナの流行もあって、運動会自体の在り方についても考えざるを得ない場面もありました。

 視点を少し変えて考えてみますと、子ども達はいつの時代においても「身体」を動かすことが嫌いな子はいないはずです。万が一、何らかの事情があって、運動する事を嫌がっているのであるならば、その問題を皆で取り除く努力をしていけばいいのだと思います。そして、冒頭にも触れましたが、運動会の主役はあくまでも子ども達ですから、運動会を経験したことで、運動することに興味を持ち、運動すること自体が楽しいことだと知る機会となるだけでなく、クラスの一員として行動したことにより、結果として仲間意識も芽生えることを大切にしてきました。

 具体的には、ちゅうりっぷ組と年少児のことを考えると、ほとんどの子ども達が初めて運動会を経験することになります。小学校の校庭は幼稚園のそれと比べると、大きな違いがあります。何度か小学校へ足を運びますが、運動会当日も幼稚園と同じように行動するのはなかなか難しいのが現実です。保育者やお家の方からの後押しを力にして競技にやっと参加することが出来るのです。その経験は結果として楽しかった出来事として、子ども達に記憶されることが大切だと考えます
 
 また、年中の子ども達は昨年経験したことで、少し心に余裕もでてきた中で、運動会に参加し、年少の時には感じられなかった身体を動かすことの楽しさや、仲良しのお友だちと一緒にやろうという意識も芽生えて、運動会が出来たことの喜びも感じられるようになります。一方外で遊ぶことを苦手に感じている子も、これを機会に外で行動することの面白さを感じ、身体を動かすことへの興味や関心を持って遊ぶことを好むようになることが期待できます。

 そして、年長の子ども達は集団意識が芽生えつつある中で、競ったり自分なりに頑張ってみたりを通して、仲間をより深く理解できるようになるだけでなく、クラスが一体化する対抗競技などを経験することで、クラスが更に固い絆で結ばれることが期待出来ます。
 
 更に、運動会という行事は此れだけで独立したものではなく、子ども達の生活の延長線上にある行事なので、普段の生活の中にあるものや出来事が競技に取り上げられるので(その反対の事象もあります)、日常の園生活もその相乗効果により、豊かになっていくのです。

 全学年を改めて考えてみますと、子ども達は運動会という行事を経験した中で「あー、楽しかった!」という経験が次の年に伝承されていくことで、運動会という行事が園の一つの文化として位置づけられていくのではないでしょうか。

 最後に、2学期は運動会を皮切りに芋堀りやハイキング、そして年長さんは稲刈りが予定されています。そして、月が変わるとわくわく週間も控えています。子ども達もこの頃になると行事や生活を共にしてきた仲間の存在が大きくなり、学年によって違いもありますが、色々なことをやってみたいと思えるようになっています。友達同士影響し合いながらいろいろな経験も重ね、より一層、目の輝きが増すような活動を積み上げていきたいと考えています。



posted by 管理人 at 00:00| 園だより