2021年10月01日

10月園だより

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 今月末をもって、非常事態宣言が解除される方向で、政府内で検討されていることを受けて、保育現場としては峠を越えた感じがありますが、感染防止への意識は引き続きしっかりと持ち続けなければいけないと考えます。

 さて、私たちの生活において、これまで意識や行動に多くの制限や自粛が求められてきました。ご家庭においてもご苦労が絶えなかったことと思います。家の中にいる時間が増えたことで、我が子が少しでも快適に過ごせるように、玩具やゲームを買い整える等もされてきたのではないでしょうか。そこで、少し危惧することは、“室内での生活に何の疑問も感じなくなるとか、戸外に出ること自体を嫌がることにならないでしょうか?”ということです。そこで、子どもの主な生活の場は「戸外」だと共通理解したうえでいろいろな場面を考えてみますと、陽だまりのくぼ地でままごとをしたり、木漏れ日の中で木の実や虫探しに夢中になって遊ぶ経験は、自然の懐に抱かれて、安心して遊べた経験として心に記憶されるのではないでしょうか。

 また、雑木林の中を探検しているときに、突然心細さや恐怖感を感じることもあるかもしれません。そんないろいろな経験を通じて大自然の多様性を実感することと同時に、優しさ、温かさ、更には対象物を正しくとらえようとする知恵も働くだけでなく、大切にする心も育つのではないでしょうか。さらに、戸外では仲間との交流もあります。兄弟であったり、近所のお友達かもしれません、子どもは仲間とのかかわりの中で、時に頼りになる存在であったり、その逆もあるかもしれませんが、そこでもいろいろな経験を共に重ねる同志でもあります。

 また、自然から遠ざかってしまうと、自然の中にあっても目の前に咲いている花に関心がもてなかったり、小さな生き物の鳴き声や姿に関心を示さないなどの、弊害が出てきたりしないだろうかと危惧してしまいます。

 間もなく季節は秋本番を迎えます。そこでお伝えしたいことは、屋外での活動に適した季節でもありますので、家族なり、お友達同士で誘い合って、戸外で体全体をフルに使ったり、少し足を延ばして豊かな自然の中で、遊ばれたらいかがでしょうか!自然の中で十分に遊んだ我が子の顔は、きっと輝いて見えるはずです。

 さて、10月になると運動会が予定されています。すでにお知らせしてありますように、午前日程での実施とさせていただきます。これから一日一日を、一人ひとりの意欲を大切にしつつ、クラスの一員として自分が出来ることを皆のために頑張ろうといった意識なども、今回の行事を通して育めればと考えています。そして、当園の運動会はそれが終わったから活動も終わりということではなく、そのあとも引き続き運動的な活動を意識した生活を心掛けていきます。また、今月は園外保育や芋ほりなど、季節を直に感じる行事が計画されています。さらに、幼稚園は集団生活を学ぶ場でもありますので、園外に出掛けた機会を利用して、自然を皆で楽しむこと、大切にすることと同時に、そこで出会った人への挨拶など、人としての振舞なども体験してきたいと思います。


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2021年09月01日

9月園だより

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 17日間にわたって熱戦が繰り広げられたオリンピックが8日に閉幕しました。日本選手の活躍が連日見られ、コロナ禍で外出もままならない夏休みの大きな楽しみと同時に、その姿から元気と勇気を貰えたように思います。結果も素晴らしかったのですが、今回の大会では出場した選手達が一様に、開催に向けての協力に感謝し、特に今病気と闘っている人や医療従事者の人々に、自分たちの姿を通して、少しでも元気を届けたい、といった発言をされていることが印象に残りました。困難な状況の中で自国開催が出来たことに、誇らしさと心の高揚を感じさせてもらいました。改めてオリンピックの開催は、本当に良かったと実感しています。さらに、アスリートたちの競技の姿も、競争相手にもかかわらず、他の選手が出した記録やパフォーマンスに対し、選手同士が相手を称え会い、共に歓びあう姿や、今大会で採用された競技において、10代の若者たちが大活躍する姿からも、オリンピックの精神が他者を尊重し、更に自らを向上させる為にひたむきに努力をしてきた姿勢を祝福する機会であることを、再確認できたのではないでしょうか。

 さらに、一昨日の開会式から始まったパラリンピックも、13日間の熱戦がスタートします。オリンピック同様、パラアスリート達が真摯に取り組む姿から、多くの感動と勇気を目の当たりにすることができるでしょう。そして、これからの日本社会、世界を築く礎となるであろう子どもたちにも、ぜひパラアスリートたちの活躍に関心を寄せてほしいと思います。ご家族でTVの視聴を通して目の前に本物のヒーローやヒロインがいることを伝えつつ、これから私たちが目指す共生社会について、話題にしていただけるとよいのではないでしょうか。
 
 さて、2学期の生活が始まるこの時期に、改めて私たちが十分に気を付けなければならないのは、コロナウイルスのデルタ株の感染拡大状況です。このウイルスはこれまでと違って、感染力が大変強く、さらにこれまであまり見られなかった子どもへの感染も出てきていることから、最大限の注意が必要と考えております。
そこで、すでに連絡メールでお知らせした通り、当分の間、園児のマスク着用をお願いいたします。それ以外については、教育委員会の今後の対応を参考にしながら、園としての方針を改めてお知らせしますので、その折には、特段のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 もちろん園の基本的な姿勢としては、従来通り、子ども達の主体性が発揮できる園生活を基軸に考えております。それを実現させるためにも、幼稚園生活においても、初心に帰って感染予防を徹底していきたいと考えております。コロナを極端に恐れることはありませんが、従来から大切といわれている身の回りの消毒を始め、他者に移さないためのマスク等のエチケットを継続して実践することが大切です。治療方法の研究やワクチン接種も進んでいますので、もうしばらくは、この事態を乗り越えられるように、皆さんで頑張りましょう!

 さて、多くの制限がある中での夏休みでしたが、それぞれのご家庭では、いろいろな工夫をしながら、夏休みを楽しまれたのではないでしょうか。そんな子ども達の体験を共に歓び合いながら、2学期の園生活がスムーズに始められるようにしていきたいと思います。また、夏休み中、家の中で過ごすことが多かったことも予想できますので、子ども達の体調には、十分配慮しながら、少しずつ運動的な活動を取り入れていき、運動機能全般の向上を図っていきたいと考えております。ここで大切なことは、何かが出来ることだけではなく、先ずは、身体を動かすことや運動することが楽しいと感じることが大切で、その上で、個々の意欲や要求に応じた活動を、提供したいと思います。

 幼児期といわれる数年間は、一生のうちで運動全般にわたる基本的な動きが身に付き、身体を動かす遊びを通して、多様な動きを獲得する時期でもありますので、園環境を生かしながら、一日一日を大切に過ごしていきたいと考えております。

 幼稚園で十分に遊び、楽しんだ子ども達の中に、もしかすると、将来オリンピックを目指すような子どもが出てくるかもしれません。これは素敵な夢ですが、究極は好きだからこそ続けられるし、頑張れるのでしょう。その好きなことを、自分で見つけられることが、大切だと思います。


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2021年06月28日

7月園だより

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 照りつける太陽が、夏本番を感じるようになってきました。水遊びの水滴がきらきら跳ねる園庭では今日も子ども達の笑顔が輝いています。

 さて神奈川県に於いても、まん延防止等重点措置の継続が決定され、1か月後に開催が予定されている東京オリンピック及びパラリンピックに影を落とす事態となってしまいました。現時点において、多くの日本人が自粛を心掛けているにも拘らず、一定数の感染者が毎日出ている状況を鑑みますと、少し視点を変えてみることも必要ではないかと考えます。まずオリンピックの自国開催は半世紀に一度あるかどうかといったことから、私たちにとっては、本当に特別な事に感じます。また、この4年に一度という時のために、夢と希望を持って、自己研鑽を積んできた世界中のトップアスリート達にとって、このオリンピック、パラリンピックの舞台に立てるということは、自身の力を存分に出し切る事の出来るビックチャンスなのだと思います。そんな一流のアスリート達を迎える自国開催のオリンピック、パラリンピックですから、出来れば、同じ空間の中で、応援してくれる人たちの前で競技をしてほしいとは思います。しかしながら、その為には、多くの課題が有るのは否定できません。賛否両論、様々な意見の渦巻く中ではありますが、この夏は、この東京オリンピック、パラリンピックに関心を寄せ、スポーツのもたらしてくれる感動を子ども達にも感じてもらい、その感動を皆で共有することは、またとない素晴らしい経験となるでしょう。このスポーツの祭典をわくわくしながら受け止める心もちが、今の閉塞感に苛まれている現状を少しでも明るくしてくれると、良いのになぁ、と感じております。今回のオリンピックは、自国開催の私たちだけでなく、全世界の人達が無心になって取り組む選手の姿や、躍動する姿から、大きな元気とエネルギーをもらうことができるのだと思います。その力を以って、私たちが直面するコロナに負けず、立ち向かう力を支え、助けてくれるのではないかと祈るような気持ちで見守っていきたいと考えます。

 さて、今月は夏休みを控えて様々な行事が予定されています。7日には「七夕まつり」を楽しみます。そして満3歳児と年少児はお祭りの雰囲気を楽しむ“夏まつり”があります。コロナ以前は年中児までと一緒に“夕涼み会”に参加しておりましたが、今年も学年ごとに活動をしたいと思います。年中児は、いつもと違う夕暮れの幼稚園に登園し、ファンタジックな雰囲気の中で、子ども達はお話しの世界を巡りながら楽しみます。年長児は足柄ふれあいの村へのお泊まり保育を行なう予定です。グループやクラスの仲間達と、寝食を共にする3日間となりますが、夏の自然を満喫しながら、仲間と助け合う事や、自分のことを自分でする生活をじっくりと経験してきたいと考えております。どの行事も、子ども達にとって楽しい思い出となるものですが、園では学年や日々の子ども達の活動の様子をベースに、これらの行事で経験して欲しい事が、子ども達の成長への足掛かりとなるように計画を立てております。単なるお楽しみのイベントではなく、教育目標を明確にしておりますので、詳細のお便りや今月の保育目標、クラス便りをお読み頂きたいと思います。

 また、今月の後半からは夏休みに入ります。先にも触れましたが、コロナで自粛しているのは大人だけではなく、子ども達も同じです。そこで、コロナ下での2回目の夏休みになりますので、予防への対策をとって、親子で夏を満喫できるような計画を立ててみるのも良いのではないでしょうか。まず、日射病や熱中症対策として、外での活動は、午前中や夕方の涼しい時間帯に活動しましょう。また、子ども達はこれまでの園生活の中で、少しずつ自ら考えて行動する経験をしてきました。小さなことでかまいません。「どうしたいの?」「何がしたい?」と、お子様との対話を重ねるように、聞いてあげてください。自分で決めたことですから、一生懸命取り組むと思いますし、そうでなければ、少し時間に余裕を持たせて、焦らせずに自分からやるように促してあげてください。出来ないことに目を向けず、やろうとする気持ちにエールを送りましょう。日々の小さな積み重ねが、きっと確かな自立への力となっていくはずです。2学期を迎える頃には、日焼けした姿だけでなく、一回り成長し逞しくなっていることでしょう。



posted by 管理人 at 15:08| 園だより