2021年05月28日

6月園だより

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 先日のぼうさいの丘公園での親子遠足では、保護者の皆様に、様々な面でご協力を頂き,無事行なうことが出来ました。誠に有り難うございました。この親子遠足ですが、昨年はコロナで、その前年は天候不良で、やむなく中止となっていましたので、3年ぶりの実施ということになります。当日は、5月らしい陽射しの中で、子ども達の笑顔と元気な声が公園の中に響き渡っていました。特に近年は、私たちの園のように身近な地域の施設で、同じような内容で遠足をされている園も増えてきたようで、各学年で分散しながら使わせて頂いた広場でも、絶妙なタイミングで他園とすれ違うこともありました。そんな状況の中、大きな問題もなく、子ども達が楽しく活動できたことに、感謝申し上げます。

 さて、子ども達は新しいクラスでの生活にも慣れて、動きが随分と闊達になってきています。きっと御家庭においても元気一杯で、ときに手を焼く場面もあるのではないでしょうか。更にコロナ下では、外出もままならずに、お家の中で過ごすことを考えると、尚更ではないでしょうか。大人も子どもも伸び伸び出来ない状況が続くと、つい大きな声が出たり、いらいらしたりするのは、仕方ないことかもしれません。けれど、少し視点を変えて子どもの行動を見てみると思わぬ発見や、その行動を成長の姿の一つとして、認められるきっかけになるかもしれません。

 そこで今回は「子どもと“いたずら”」について少し考えてみたいと思います。まず、いたずらといっても、思わず笑ってしまうようなことから、親として目の前が真っ暗になってしまうようなことまで様々です。子どもがしでかすいたずらのほとんどは、ごくごく自然なこととして捉えるべきですが、その時どんな意思を持っていたずらをしたのかを見極める必要があると思います。

 子どもは次から、次へといたずらをしでかします。まさに、子ども時代は「いたずら盛り」ですが、子ども自身は多くの場合、悪いことをしたとは思っていませんし、ただ目の前に面白そうな事が、次から次へと表われるので、興味を持って、自然と手を出しているに過ぎないのではないでしょうか。そこには、いわゆる悪意などは、微塵もないのです。更に、この行為が将来にわたって続いたり、ましてや非行に結びつくこともありません。むしろ、その後の大人の対応によっては、自分のしでかしたことから、子ども自身が多くのことを感じ、学べることにもなる、大きな成長の機会になるのではないでしょうか?

 また、子どもは、自らしてしまった行為に対し、叱られてもどこか温かさを感じるときと、厳しい目を向けられて怒られるのでは、天と地ほどの違いがあることを、身を以て感じていると思います。勿論いたずらは、なんでも許されるとは思ってもいません。そこで自分の幼児期を思い起こせば誰しもが、叱られた経験があり、いつもの調子でやり過ぎてしまったことが、いくらでもあったはずです。そんな時、周囲の大人の顔色や叱られる声を通して、「いけなかった程度」を学んでいたのだと思います。子どもにとっては、面白そうだと、好奇心を働かせ、手を出した行為が、上手くいかなかったり、叱られることになってしまったり、もしかすると、結果オーライであったりすることもあるのですが、その自分がした「いたずら」自体が周囲に及ぼした影響や周りの人がどう感じているのかを、自分なりに受け止めることが、とても大切な経験になるのではないでしょうか。それは側にいる大人が、子どもがやってしまった行為を周りの人がどう感じているのか、等ということを客観的に伝えることが、大切である、ということにもなってくるのでしょう。

 さて、間もなく梅雨になりますが、特に今年は梅雨入りが早いといわれています。どうしても室内で過ごすことが多くなります。これだけでなくコロナ下で子ども達の身体を動かす機会が減っていることを考えますと、通常では考えられない怪我が多くなることが考えられます。例えば、机の角に足をぶつけてみたり、遊んでいる積み木に足を載せて転んだり、出会い頭に、お友達同士が衝突することも有るかもしれません。更に床がぬれていて、足を滑らせ通常なら手で身体を守るところが、手が出なくて顔を床に直にぶつけることも有るかもしれません。園としても危険を回避するための声かけなど、十分な対策を執っていきたいと思います。
最後に、6月の大きな行事としては、保育参観が上旬にあります。感染予防の観点から、時間をずらしての参観や複数日で実施等の形を執らせて頂きます。ご協力宜しくお願い致します。

 また、近隣の小学校から、数年ぶりに幼保小交流会のご案内が届きました。自信を胸に巣立っていった子ども達の学校での様子を見ることが出来る貴重な機会ですので、ぜひ伺いたいと思います。
posted by 管理人 at 00:00| 園だより

2021年02月26日

3月園だより

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 このところ季節を疑うような暖かい日が続いたせいか、園内の梅の木も満開となり、一層春の到来を感じさせてくれます。そして、それに呼応するように子ども達の遊びも一層盛り上がると同時に、個々の子ども達の成長を強く感じさせてくれています。年長児は、先日の生活展の協同製作の過程では、保育目標として掲げてあるように、自分の役割とやるべきことを理解して取り組む姿の中に、自信が裏付けされていると感じました。又、その合間にクラスに関係なく誘い合って始めるドッチボールでの姿など、一段と成長した姿に驚きます。年中児は年長さんから引き継いだ当番活動にとても意欲的に取り組んでくれていますし、その他の遊びにおいても、仲間と誘い合って一つ一つ考えながら遊ぶ姿を見せてくれます。そして年少や満3歳児の子ども達も、幼稚園という環境を十分に理解し、時に仲間とも誘い合って実に楽しそうに遊ぶ姿があります。

 一方、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために再度発令された緊急事態宣言の終了期間が近づいてきました。皆様の自粛が功を奏して、新規感染者の数が減少していますので、予定通り解除されるのではないでしょうか。また、ワクチン接種も始まりましたので、このまま終息に向かうことを願うばかりです。そんな中、年長さんにとっては、幼稚園で過ごす時間も残り少なくなりましたので、一日一日を大切に過ごし、楽しい思い出を重ねていきたいと思います。その子ども達がコロナを脅威と思えないようになるには、後数年かかると考えられますが、その間に於いても、我が子が我が子らしく、伸びやかに育っていくためには、家族の存在と周りの人達の理解が欠かせません。また、その為には、家族から積極的に発信することが必要になるかもしれません。更に、幼稚園や学校、或いはお友達との関わりの中で、心が折れそうになる事もあるかもしれませんが、その痛みや悲しさを和らげることが出来るのは、身近な存在である家族だと思います。その様に考えてきますと、家族の存在はとても大きいと言えるかも知れません。どうぞ、引き続き我が子の様子を注意深く見てあげて頂ければと思います。

 さて、幼稚園では今週から年長の子ども達は、卒業遠足に向けての活動が始まっています。最初に各クラスで話し合いがもたれ、4グループを作るところから始まりました。翌日からはグループと一緒に行動する保育者も加わり、グループ名や当日どんなことを大切にしながら過ごすかなどの話し合いが行なわれます。そして3日目からは、より具体的な話しあいとなり、当日どんな動物を見ていくのか、順路はどう回ったら良いかなど、案内図を見ながら話し合われます。当然、その過程では動物図鑑を見あって動物の特徴であったり、それぞれが動物への興味を出し合ったりもします。幼稚園最後の行事ということも意識しての活動となりますので、今後の話し合いが楽しみです。

 最後に、このお便りも早いもので今年度最後の号となりました。子ども達はこの一年特に行事等では例年通りにいかないことも多くありましたが、私達は日々影響が最小限になる様に色々工夫を重ねてきたつもりですが、この事を短期的な視点だけで捉えるのではなく、もしかしたら子ども達が大きくなって、幼稚園時代を思い返したときに、運動会の時に“応援旗”を製作してくれたことや、クリスマス会の時に、映像で絵本の読み聞かせや、心のこもった素敵な歌声を届けてくれたことと同時に励ましてくれたことなどを思い出してくれるかもしれません。そして、忘れてはいけないのは、みどりの会執行部の皆さんに、「みどりの会新聞」を発行して頂き、園での我が子の生活を見る機会が持てない保護者に、幼稚園で行なわれている子ども達の生活や活動などを紹介して下さったことです。改めて、今年度みどりの会の役員を引き受けて下さった皆様には、多くの制約がある中でも色々な活動を考えて頂いたことに、心から感謝を申し上げます。
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2021年01月28日

2月園だより

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 1都3県に出された緊急事態宣言の再発令から、間もなく3週間を迎えようとしていますが、新規感染者の数は減少傾向となっております。しかし、病床の使用率は依然高い状況が続いています。あと一月余りすると予防接種も始まり、状況も好転する事が望めますので、ゴールも見えてきたように思います。皆さんでもう暫く頑張りましょう!

 さて、全国の保育者や保育に携わる教育関係者を対象にした保育専門誌の一つに、フレーベル館が毎月発行している「保育ナビ」という雑誌があります。その3月号で、緑ヶ丘学園の保育、教育が現在に至るまでの変遷について取り上げて頂くことになりました。

 3月号の特集のテーマは「最適解」ということで、これについては若干の説明が必要になるかと思います。本来、教育の現場に於いては、カリキュラムという計画に基づいて毎日が取り組まれているのですが、今直面している新型コロナウィルスへの対応は、私達にとって、全く予測の出来ないことであり、あらゆることが計画通りに進まない、という事態が現実に起こりました。そこで幼稚園としては、様々な問題に直面する都度、臨機応変な決断を求められることが次々と起こっているのが現状です。それでも現在、自分達が於かれている現状の中で、自分達の保育にとって「大切なことは何か」を考え、その為に私達に「出来ることは何か」ということを求めて、最善の策を絞り出す、不条理とも言える時代の中で多様な視点を持って柔軟に対応する姿勢の重要性について考えることがそれぞれの園における最適解へのヒントになるのではないかと言うことが提起されております。記事は座談会と言う形でしたが、当学園からは、私の他にはやし幼稚園の難波香織園長、難波忠弘副園長の3人が参加し、コーディネーターは一昨年、学園子育て教育講演会でご講演頂いた青山学院大学、教育学部名誉教授の小林紀子先生でした。

 概要は、私とはやし幼稚園の園長が40年近く前に他園を見学し、その園の子ども達の伸び伸びとした姿や自分の役割を理解しその責任を果たそうとする主体的な姿に感動した思い出話から始まりました。それから、自園の子ども達にも目を輝かせて園生活を送って欲しいという願いをもち、保育内容を見直してきたこと、またその保育の変化についてその意義をどのように保護者に伝えてきたか、更に両園の園舎の建て替えを、子ども達にとって少しでも良い保育環境となるように、工夫を凝らしたこともお話しさせて頂きました。このテーマを提起された小林紀子先生は、最適解を解くポイントとして、共に同じ想いで保育に携わる教職員や大切な我が子を託して下さっている保護者、さらには地域の人達との信頼と連携の大切さを指摘して下さいました。そして、理想の保育を形にする為には、多様な対話と強い意志の力が必要である、ということも明示して下さいました。改めて私達のやるべきこと、進むべき方向が見えてきたような思いに至りました。今後も微力ながら、より良い保育を目指していく所存です。

 さて、子ども達は寒さにも負けずに元気に外で遊ぶ姿があり、集団生活においてもしっかりとした足取りで自分たちの目指す方向に向かって仲間と共に歩んでいけるようになりました。子ども達の伸びる力を信じて“みんなで考えてごらん”とか“自分の考えたようにやってごらん”と促してあげる方が、子ども達は張り切って取り組む姿を見ることが出来ますので、この様な機会を大切にしていきたいと思います。また、上旬には生活展があります。この一年間の主に描画を通しての表現活動の一端をご覧いただきます。

 更にこの一年間の園生活を振り返って生活のまとめをしていきたいと考えています。特に年長児は、この一年間仕事として担ってきた当番活動を年中に引き継ぐだけでなく、小学校生活にスムーズに入っていけるように、此れまで身に付けてきた集団生活の中で守らなければならないルールを一つひとつ確認していきたいと思います。そして、残り少なくなった今のクラスでの生活を、大切にしていきたいと考えます。



posted by 管理人 at 08:53| 園だより