2021年06月28日

7月園だより

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 照りつける太陽が、夏本番を感じるようになってきました。水遊びの水滴がきらきら跳ねる園庭では今日も子ども達の笑顔が輝いています。

 さて神奈川県に於いても、まん延防止等重点措置の継続が決定され、1か月後に開催が予定されている東京オリンピック及びパラリンピックに影を落とす事態となってしまいました。現時点において、多くの日本人が自粛を心掛けているにも拘らず、一定数の感染者が毎日出ている状況を鑑みますと、少し視点を変えてみることも必要ではないかと考えます。まずオリンピックの自国開催は半世紀に一度あるかどうかといったことから、私たちにとっては、本当に特別な事に感じます。また、この4年に一度という時のために、夢と希望を持って、自己研鑽を積んできた世界中のトップアスリート達にとって、このオリンピック、パラリンピックの舞台に立てるということは、自身の力を存分に出し切る事の出来るビックチャンスなのだと思います。そんな一流のアスリート達を迎える自国開催のオリンピック、パラリンピックですから、出来れば、同じ空間の中で、応援してくれる人たちの前で競技をしてほしいとは思います。しかしながら、その為には、多くの課題が有るのは否定できません。賛否両論、様々な意見の渦巻く中ではありますが、この夏は、この東京オリンピック、パラリンピックに関心を寄せ、スポーツのもたらしてくれる感動を子ども達にも感じてもらい、その感動を皆で共有することは、またとない素晴らしい経験となるでしょう。このスポーツの祭典をわくわくしながら受け止める心もちが、今の閉塞感に苛まれている現状を少しでも明るくしてくれると、良いのになぁ、と感じております。今回のオリンピックは、自国開催の私たちだけでなく、全世界の人達が無心になって取り組む選手の姿や、躍動する姿から、大きな元気とエネルギーをもらうことができるのだと思います。その力を以って、私たちが直面するコロナに負けず、立ち向かう力を支え、助けてくれるのではないかと祈るような気持ちで見守っていきたいと考えます。

 さて、今月は夏休みを控えて様々な行事が予定されています。7日には「七夕まつり」を楽しみます。そして満3歳児と年少児はお祭りの雰囲気を楽しむ“夏まつり”があります。コロナ以前は年中児までと一緒に“夕涼み会”に参加しておりましたが、今年も学年ごとに活動をしたいと思います。年中児は、いつもと違う夕暮れの幼稚園に登園し、ファンタジックな雰囲気の中で、子ども達はお話しの世界を巡りながら楽しみます。年長児は足柄ふれあいの村へのお泊まり保育を行なう予定です。グループやクラスの仲間達と、寝食を共にする3日間となりますが、夏の自然を満喫しながら、仲間と助け合う事や、自分のことを自分でする生活をじっくりと経験してきたいと考えております。どの行事も、子ども達にとって楽しい思い出となるものですが、園では学年や日々の子ども達の活動の様子をベースに、これらの行事で経験して欲しい事が、子ども達の成長への足掛かりとなるように計画を立てております。単なるお楽しみのイベントではなく、教育目標を明確にしておりますので、詳細のお便りや今月の保育目標、クラス便りをお読み頂きたいと思います。

 また、今月の後半からは夏休みに入ります。先にも触れましたが、コロナで自粛しているのは大人だけではなく、子ども達も同じです。そこで、コロナ下での2回目の夏休みになりますので、予防への対策をとって、親子で夏を満喫できるような計画を立ててみるのも良いのではないでしょうか。まず、日射病や熱中症対策として、外での活動は、午前中や夕方の涼しい時間帯に活動しましょう。また、子ども達はこれまでの園生活の中で、少しずつ自ら考えて行動する経験をしてきました。小さなことでかまいません。「どうしたいの?」「何がしたい?」と、お子様との対話を重ねるように、聞いてあげてください。自分で決めたことですから、一生懸命取り組むと思いますし、そうでなければ、少し時間に余裕を持たせて、焦らせずに自分からやるように促してあげてください。出来ないことに目を向けず、やろうとする気持ちにエールを送りましょう。日々の小さな積み重ねが、きっと確かな自立への力となっていくはずです。2学期を迎える頃には、日焼けした姿だけでなく、一回り成長し逞しくなっていることでしょう。



posted by 管理人 at 15:08| 園だより

2021年06月10日

令和二年度 学校関係者評価

令和2年度 自己評価・学校関係者評価報告書

令和3年6月11日
学校法人 緑ヶ丘学園
認定こども園 厚木緑ヶ丘幼稚園
認定こども園 はやし幼稚園


1. 本園の教育目標
【心豊かにたくましく】
〇豊かな感性に裏付けられ、健やかな心と体を持った子ども
〇自分の力で考え、行動できる、積極的で粘り強い子ども
〇生きいきした個性を持ち、仲間を大切にし、皆で力を合わせる喜びを知っている子ども


2. 令和2年度重点的に取り組んだ項目・目標・計画
「地域住民や関係機関との連携」「教師の役割・資質向上」「子育て支援」「学校関係者評価の適切な実施」について、学園全体が組織的に取り組むべきことを把握し、教育活動の充実・改善・向上に努めた。
保護者アンケートより、@数量図形、文字などに興味が持てるような活動、A園舎や遊具などが安全な設備か、の項目が指摘されていた。
これについて、@子どもの発達に応じて、数量図形、文字に興味を持てるような活動を行っていることを保護者へ伝えていく。具体的な活動の紹介、活動の意図を説明する。方法としてクラスだより、園だよりなどをより活用する。A子どもの成長のため、難易度の高い遊具を設置していることを保護者へ伝えていく。遊具の利用時に、教職員が適切に見守り、介入していく。定期点検の結果を公表し、修繕報告を行う。
  

3. 評価項目の達成及び取り組み状況
【評価 A…十分に成果があった B…成果があった C…少し成果があった D…成果がなかった】
「地域住民や関係機関との連携」 C
「教師の役割・資質向上」 B
「子育て支援」 C
「数量図形、文字などに興味が持てるような活動を実施しているか」 B
「園舎や遊具などが安全な設備か」 C

過去の職員による自己評価結果と比べると、両園共に自己評価が著しく低下してしまった。
これについては新型コロナウイルス感染症の影響は大きく、職員自身納得のいく保育が行えないジレンマがこの結果に反映されている。

 「教師の役割・資質向上」については、子ども達が登園できない期間もあり、例年よりもじっくりと子ども達のための保育について学園内で話し合い、在宅での子どもたちの成長を考え作成したキット、動画配信など例年とは違う方法で、教師の役割・資質の向上につながったと考える。
 両園共に、昨年比マイナス幅が大きい項目が、「地域住民や関係機関との連携」と「子育て支援」である。地域の老人会、小学校や保育園との交流会や、地域のお祭りなどが軒並み中止となり、例年の活動と比べると、職員としてはどうしてもやりきれない状況であった。また、子育て支援の軸であった、子育て講演会も実施できず、長年続けていた園庭開放ができなかったことも、非常に悔やまれる点である。

よって、新型コロナウイルス感染症の対策や新しい生活様式について、しっかりと定着させ、また子どもたちのため、ひいては家庭や地域社会のために、学園として何ができるのか、何が最善なのかを考え続けていくことが重要である。
試行錯誤の一例として、昨年までは収穫したさつまいもを近隣老人ホームや小学校におすそ分けし、交流するのが恒例であったが、交流会ができないため、収穫したさつまいもをどうするか、年長児と相談し、近隣住民へ園児が配る活動を行った。
このように、感染対策を実施した上で、コロナ禍の中でも地域や関係機関との連携を模索している状況であり、このような工夫を積み重ね、日々の保育の充実を図っていく。
 
 ここで、忘れてはならないのが保護者の評価である。
コロナ禍で不安が渦巻く社会情勢の中、当学園を信頼して子ども達を預けて下さった保護者のアンケートを確認する。
【園は保健衛生についての情報を提供していますか】【興味や関心に基づいた体験が得られ、友達と十分に関わって遊べるような配慮がされていますか】【社会状況に配慮し、適切な教育活動を行っていますか】【保育者との信頼関係に支えられて、幼児期にふさわしい園生活が保障されていますか】これらの設問に対し、ほとんどが《できている》との回答を頂いたのである。
 
 職員としては、知識と経験があるからこそ、例年と比べて低い自己評価となったことは否めないが、この社会状況の中で、保護者からこのような高評価を頂いていることをしっかりと認識することで、保育は幼稚園だけでなく、保護者、家庭、地域があってこそできるのであり、社会が連携して子どもたちを育てていくことを再認識し、今できる保育を追求していくことが大事なのだと改めて感じることができた。


厚木緑ヶ丘幼稚園について
・22名の保護者(保護者会の役員の方々)に協力していただき、アンケートを実施。
・全設問を通じて、《出来ていない》との回答はなし。これは、アンケート結果を確認できる2012年以降、厚木緑ヶ丘幼稚園では初めてのことである。
・毎年、評価が低い【数量図形、文字などに興味が持てるような活動を取り入れていますか】について、今年は、《出来ている》が11名、《どちらとも言えない》が11名で、《できていない》は0名であった。
この設問は、毎年必ず《出来ていない》との評価を一定数示していたため、大きな改善といえるのではないだろうか。
昨年の学校関係者評価の改善目標項目であったため、1年間の当学園の活動が評価されたと考えられるが、《どちらともいえない》の回答も多い点から、今後も引き続き改善目標として継続する。
・2番目に《どちらともいえない》の回答が多かったのが、【園舎や遊具などが、安全な設備となっていますか】である。《出来ている》16名、《どちらともいえない》が6名であった。
昨年の学校関係者評価にて、園舎や遊具の安全管理を公表していなかったことが問題点として示されたため、両園とも業者の定期点検の結果を園の掲示板で掲示した。


はやし幼稚園について
・23名の保護者(保護者会の役員の方々)に協力していただき、アンケートを実施。
・【数量図形、文字などに興味が持てるような活動を取り入れていますか】について。
《出来ている》が15名、《どちらともいえない》が7名、《出来ていない》が1名の結果であった。近年は、年長のクラスだよりや園だよりで、日ごろの保育、子どもの遊びの中で、意図的な活動であることを発信してきたことが、保護者に伝わっているとの実感もある。
回答者の詳細を確認すると、《できていない》の回答者は年少の保護者であった。《どちらともいえない》の回答者7名中5名が年中の保護者である。
・2番目に《どちらともいえない》の回答が多かったのが、【園舎や遊具などが、安全な設備となっていますか】である。《出来ている》20名、《どちらともいえない》が3名であった。
厚木緑ヶ丘幼稚園よりも評価は若干高いが、両園とも同じ項目を指摘されていることを鑑み、重点改善項目として、今年度も継続する必要性がある。


4. 総合的な評価結果
 C
理由:5つの評価項目について重点的に取り組む予定であったが、令和1年度の3学期からの新型コロナウイルス感染症にまつわる様々な制約により、学園として、学校関係者評価への取り組みが後手に回ってしまった。どのような社会状況であっても、子ども達一人ひとりを大切にした質の高い教育を実践することには変わりない。非常事態が長引いた結果、課題も明確になった。
【評価 A…十分に成果があった B…成果があった C…少し成果があった D…成果がなかった】


5. 今後取り組む課題
@ 「子育て支援」 
もともとの子育て支援の拡充もさることながら、コロナ禍だからこそ孤立し支援が必要になる可能性も十分に加味し、より重点的に取り組む必要がある。

A 「数量図形、文字などに興味が持てるような活動を実施しているか」 
各学年相応、子ども個人の発達相応の活動を現在も行っているが、座学のように直接的でわかりやすい保育内容とは言えず、保育者の意図を保護者にはっきりと表明できていない部分がある。
 幼児教育に対して、早期教育の有利性がイメージとして強すぎることも悪影響と考えられるが、今後は年少、年中についても保育内容の意図をどのように伝えていけるのかも課題である。

B 「園舎や遊具などが安全な設備か」
園児のケガや事故、またヒヤリハットの報告を精査し、保護者にとっても安心安全な園とはどうあるべきか、再度見直す必要がある。


6.学校関係者評価委員会の評価
 コロナ禍の中で、学園としてできうる限り、子ども達のための保育を実施してきたことについて、評価と感謝の言葉をいただいた。
 今後も常に、状況に柔軟に対応していくこと、また社会環境を悲観するだけでなくこの大変な状況を乗り越える経験が糧となるように、学園の熱心な取り組みに期待をして頂いた。
posted by 管理人 at 11:10| 緑ブログ

2021年05月28日

6月園だより

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 先日のぼうさいの丘公園での親子遠足では、保護者の皆様に、様々な面でご協力を頂き,無事行なうことが出来ました。誠に有り難うございました。この親子遠足ですが、昨年はコロナで、その前年は天候不良で、やむなく中止となっていましたので、3年ぶりの実施ということになります。当日は、5月らしい陽射しの中で、子ども達の笑顔と元気な声が公園の中に響き渡っていました。特に近年は、私たちの園のように身近な地域の施設で、同じような内容で遠足をされている園も増えてきたようで、各学年で分散しながら使わせて頂いた広場でも、絶妙なタイミングで他園とすれ違うこともありました。そんな状況の中、大きな問題もなく、子ども達が楽しく活動できたことに、感謝申し上げます。

 さて、子ども達は新しいクラスでの生活にも慣れて、動きが随分と闊達になってきています。きっと御家庭においても元気一杯で、ときに手を焼く場面もあるのではないでしょうか。更にコロナ下では、外出もままならずに、お家の中で過ごすことを考えると、尚更ではないでしょうか。大人も子どもも伸び伸び出来ない状況が続くと、つい大きな声が出たり、いらいらしたりするのは、仕方ないことかもしれません。けれど、少し視点を変えて子どもの行動を見てみると思わぬ発見や、その行動を成長の姿の一つとして、認められるきっかけになるかもしれません。

 そこで今回は「子どもと“いたずら”」について少し考えてみたいと思います。まず、いたずらといっても、思わず笑ってしまうようなことから、親として目の前が真っ暗になってしまうようなことまで様々です。子どもがしでかすいたずらのほとんどは、ごくごく自然なこととして捉えるべきですが、その時どんな意思を持っていたずらをしたのかを見極める必要があると思います。

 子どもは次から、次へといたずらをしでかします。まさに、子ども時代は「いたずら盛り」ですが、子ども自身は多くの場合、悪いことをしたとは思っていませんし、ただ目の前に面白そうな事が、次から次へと表われるので、興味を持って、自然と手を出しているに過ぎないのではないでしょうか。そこには、いわゆる悪意などは、微塵もないのです。更に、この行為が将来にわたって続いたり、ましてや非行に結びつくこともありません。むしろ、その後の大人の対応によっては、自分のしでかしたことから、子ども自身が多くのことを感じ、学べることにもなる、大きな成長の機会になるのではないでしょうか?

 また、子どもは、自らしてしまった行為に対し、叱られてもどこか温かさを感じるときと、厳しい目を向けられて怒られるのでは、天と地ほどの違いがあることを、身を以て感じていると思います。勿論いたずらは、なんでも許されるとは思ってもいません。そこで自分の幼児期を思い起こせば誰しもが、叱られた経験があり、いつもの調子でやり過ぎてしまったことが、いくらでもあったはずです。そんな時、周囲の大人の顔色や叱られる声を通して、「いけなかった程度」を学んでいたのだと思います。子どもにとっては、面白そうだと、好奇心を働かせ、手を出した行為が、上手くいかなかったり、叱られることになってしまったり、もしかすると、結果オーライであったりすることもあるのですが、その自分がした「いたずら」自体が周囲に及ぼした影響や周りの人がどう感じているのかを、自分なりに受け止めることが、とても大切な経験になるのではないでしょうか。それは側にいる大人が、子どもがやってしまった行為を周りの人がどう感じているのか、等ということを客観的に伝えることが、大切である、ということにもなってくるのでしょう。

 さて、間もなく梅雨になりますが、特に今年は梅雨入りが早いといわれています。どうしても室内で過ごすことが多くなります。これだけでなくコロナ下で子ども達の身体を動かす機会が減っていることを考えますと、通常では考えられない怪我が多くなることが考えられます。例えば、机の角に足をぶつけてみたり、遊んでいる積み木に足を載せて転んだり、出会い頭に、お友達同士が衝突することも有るかもしれません。更に床がぬれていて、足を滑らせ通常なら手で身体を守るところが、手が出なくて顔を床に直にぶつけることも有るかもしれません。園としても危険を回避するための声かけなど、十分な対策を執っていきたいと思います。
最後に、6月の大きな行事としては、保育参観が上旬にあります。感染予防の観点から、時間をずらしての参観や複数日で実施等の形を執らせて頂きます。ご協力宜しくお願い致します。

 また、近隣の小学校から、数年ぶりに幼保小交流会のご案内が届きました。自信を胸に巣立っていった子ども達の学校での様子を見ることが出来る貴重な機会ですので、ぜひ伺いたいと思います。
posted by 管理人 at 00:00| 園だより