2021年02月26日

3月園だより

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 このところ季節を疑うような暖かい日が続いたせいか、園内の梅の木も満開となり、一層春の到来を感じさせてくれます。そして、それに呼応するように子ども達の遊びも一層盛り上がると同時に、個々の子ども達の成長を強く感じさせてくれています。年長児は、先日の生活展の協同製作の過程では、保育目標として掲げてあるように、自分の役割とやるべきことを理解して取り組む姿の中に、自信が裏付けされていると感じました。又、その合間にクラスに関係なく誘い合って始めるドッチボールでの姿など、一段と成長した姿に驚きます。年中児は年長さんから引き継いだ当番活動にとても意欲的に取り組んでくれていますし、その他の遊びにおいても、仲間と誘い合って一つ一つ考えながら遊ぶ姿を見せてくれます。そして年少や満3歳児の子ども達も、幼稚園という環境を十分に理解し、時に仲間とも誘い合って実に楽しそうに遊ぶ姿があります。

 一方、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために再度発令された緊急事態宣言の終了期間が近づいてきました。皆様の自粛が功を奏して、新規感染者の数が減少していますので、予定通り解除されるのではないでしょうか。また、ワクチン接種も始まりましたので、このまま終息に向かうことを願うばかりです。そんな中、年長さんにとっては、幼稚園で過ごす時間も残り少なくなりましたので、一日一日を大切に過ごし、楽しい思い出を重ねていきたいと思います。その子ども達がコロナを脅威と思えないようになるには、後数年かかると考えられますが、その間に於いても、我が子が我が子らしく、伸びやかに育っていくためには、家族の存在と周りの人達の理解が欠かせません。また、その為には、家族から積極的に発信することが必要になるかもしれません。更に、幼稚園や学校、或いはお友達との関わりの中で、心が折れそうになる事もあるかもしれませんが、その痛みや悲しさを和らげることが出来るのは、身近な存在である家族だと思います。その様に考えてきますと、家族の存在はとても大きいと言えるかも知れません。どうぞ、引き続き我が子の様子を注意深く見てあげて頂ければと思います。

 さて、幼稚園では今週から年長の子ども達は、卒業遠足に向けての活動が始まっています。最初に各クラスで話し合いがもたれ、4グループを作るところから始まりました。翌日からはグループと一緒に行動する保育者も加わり、グループ名や当日どんなことを大切にしながら過ごすかなどの話し合いが行なわれます。そして3日目からは、より具体的な話しあいとなり、当日どんな動物を見ていくのか、順路はどう回ったら良いかなど、案内図を見ながら話し合われます。当然、その過程では動物図鑑を見あって動物の特徴であったり、それぞれが動物への興味を出し合ったりもします。幼稚園最後の行事ということも意識しての活動となりますので、今後の話し合いが楽しみです。

 最後に、このお便りも早いもので今年度最後の号となりました。子ども達はこの一年特に行事等では例年通りにいかないことも多くありましたが、私達は日々影響が最小限になる様に色々工夫を重ねてきたつもりですが、この事を短期的な視点だけで捉えるのではなく、もしかしたら子ども達が大きくなって、幼稚園時代を思い返したときに、運動会の時に“応援旗”を製作してくれたことや、クリスマス会の時に、映像で絵本の読み聞かせや、心のこもった素敵な歌声を届けてくれたことと同時に励ましてくれたことなどを思い出してくれるかもしれません。そして、忘れてはいけないのは、みどりの会執行部の皆さんに、「みどりの会新聞」を発行して頂き、園での我が子の生活を見る機会が持てない保護者に、幼稚園で行なわれている子ども達の生活や活動などを紹介して下さったことです。改めて、今年度みどりの会の役員を引き受けて下さった皆様には、多くの制約がある中でも色々な活動を考えて頂いたことに、心から感謝を申し上げます。
posted by 管理人 at 00:00| 園だより

2021年01月28日

2月園だより

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 1都3県に出された緊急事態宣言の再発令から、間もなく3週間を迎えようとしていますが、新規感染者の数は減少傾向となっております。しかし、病床の使用率は依然高い状況が続いています。あと一月余りすると予防接種も始まり、状況も好転する事が望めますので、ゴールも見えてきたように思います。皆さんでもう暫く頑張りましょう!

 さて、全国の保育者や保育に携わる教育関係者を対象にした保育専門誌の一つに、フレーベル館が毎月発行している「保育ナビ」という雑誌があります。その3月号で、緑ヶ丘学園の保育、教育が現在に至るまでの変遷について取り上げて頂くことになりました。

 3月号の特集のテーマは「最適解」ということで、これについては若干の説明が必要になるかと思います。本来、教育の現場に於いては、カリキュラムという計画に基づいて毎日が取り組まれているのですが、今直面している新型コロナウィルスへの対応は、私達にとって、全く予測の出来ないことであり、あらゆることが計画通りに進まない、という事態が現実に起こりました。そこで幼稚園としては、様々な問題に直面する都度、臨機応変な決断を求められることが次々と起こっているのが現状です。それでも現在、自分達が於かれている現状の中で、自分達の保育にとって「大切なことは何か」を考え、その為に私達に「出来ることは何か」ということを求めて、最善の策を絞り出す、不条理とも言える時代の中で多様な視点を持って柔軟に対応する姿勢の重要性について考えることがそれぞれの園における最適解へのヒントになるのではないかと言うことが提起されております。記事は座談会と言う形でしたが、当学園からは、私の他にはやし幼稚園の難波香織園長、難波忠弘副園長の3人が参加し、コーディネーターは一昨年、学園子育て教育講演会でご講演頂いた青山学院大学、教育学部名誉教授の小林紀子先生でした。

 概要は、私とはやし幼稚園の園長が40年近く前に他園を見学し、その園の子ども達の伸び伸びとした姿や自分の役割を理解しその責任を果たそうとする主体的な姿に感動した思い出話から始まりました。それから、自園の子ども達にも目を輝かせて園生活を送って欲しいという願いをもち、保育内容を見直してきたこと、またその保育の変化についてその意義をどのように保護者に伝えてきたか、更に両園の園舎の建て替えを、子ども達にとって少しでも良い保育環境となるように、工夫を凝らしたこともお話しさせて頂きました。このテーマを提起された小林紀子先生は、最適解を解くポイントとして、共に同じ想いで保育に携わる教職員や大切な我が子を託して下さっている保護者、さらには地域の人達との信頼と連携の大切さを指摘して下さいました。そして、理想の保育を形にする為には、多様な対話と強い意志の力が必要である、ということも明示して下さいました。改めて私達のやるべきこと、進むべき方向が見えてきたような思いに至りました。今後も微力ながら、より良い保育を目指していく所存です。

 さて、子ども達は寒さにも負けずに元気に外で遊ぶ姿があり、集団生活においてもしっかりとした足取りで自分たちの目指す方向に向かって仲間と共に歩んでいけるようになりました。子ども達の伸びる力を信じて“みんなで考えてごらん”とか“自分の考えたようにやってごらん”と促してあげる方が、子ども達は張り切って取り組む姿を見ることが出来ますので、この様な機会を大切にしていきたいと思います。また、上旬には生活展があります。この一年間の主に描画を通しての表現活動の一端をご覧いただきます。

 更にこの一年間の園生活を振り返って生活のまとめをしていきたいと考えています。特に年長児は、この一年間仕事として担ってきた当番活動を年中に引き継ぐだけでなく、小学校生活にスムーズに入っていけるように、此れまで身に付けてきた集団生活の中で守らなければならないルールを一つひとつ確認していきたいと思います。そして、残り少なくなった今のクラスでの生活を、大切にしていきたいと考えます。



posted by 管理人 at 08:53| 園だより

2021年01月11日

1月園だより

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 明けましておめでとうございます。このお休みは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、極力人の往来を押さえるために旅行の自粛を始め、不要不急の外出も控えることが求められましたので、例年のお正月とは大分趣の違いを感じました。ところが昨春の緊急事態宣言の時と比べ、人出は大幅に増加した地域も数多くあったようで、結果として感染者だけでなく重症者も増加したことで、医療現場において逼迫した状況を受け、1都3県の知事から再度の緊急事態宣言の発出を求められて、政府としても再度の発出となりそうです。幼稚園としてもこの状況に対し改めて3学期の生活や行事の見直しが必要と考えました。具体的な点については、右記の行事予定の補足に記載しましたのでご確認頂き、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

 さて、今日から3学期が始まります。子ども達にとっては何かと規制がある中でも、楽しい出来事が沢山あったお休みとなったことでしょう。私達保育者は、子ども達の声に耳を傾け、喜びを分かち合うことから今学期が始まります。また、近年はあまり行なわれなくなったお正月遊びである独楽回しや、羽根つき、凧揚げなどの伝統的な遊びも子ども達と楽しみたいと思います。特に月末にはお隣のゴルフ場へ出掛けていき、どこまでも続く芝生の上で思いっきり身体を動かしたり、凧揚げなども楽しんできたいと思います。

 ところで、年中さんがサンタさんからプレゼントされた独楽ですが、皆さんは回すことが出来ますか? じつは此れがとても難しいのです。先ず、独楽に紐を巻くところから始まるのですが、左右の手の使い方に一体感が求められます。また巻くにあたっても緩すぎてもきつすぎてもだめです。微妙な力加減が求められます。次に独楽の投げ方ですが、紐の片方の先を薬指と小指で握った上で、残った3本の指で独楽を握り前方に向かって投げ、手が伸びたところで今度は手元に引き戻す行為をスピーティーに行なわなければなりません。それでは子ども達はどうやって回せるようになるのでしょうか?子ども達は回せるお友達から、それらのことを一通り教わるのですが、それですぐに回せるわけではありません。何回も何回も紐を巻いては投げ、転がっていった独楽を拾いに行ってと、その行為をひたすら繰り返す中で、少しずつコツをつかんでいったり、お友達の投げる様子を真似たりして回せるようになるのです。ここで、ぜひお伝えしたいことがあります。近年“子どもが遊べなくなった”原因の一つに遊び集団がなくなったことが一因と言われています。嘗ての子ども達の社会では、年長児が小さい子に遊びの伝承として、ごく当たり前のように行なわれていたことが、現在では遊び集団が成立しない中で、幼稚園の中にこの“遊び集団”が存在していると言えるのではないでしょうか。更に、何度も挑戦し回せるようになったとき、友だちと同じように出来るようになったという喜びと、「自分でも出来た!」という自身の自信となるのです。そしてその自信が、次の新しい課題に向かっていく新たな力になることだと思います。

 最後に、今学期は1年の締めくくりの学期になりますので、重ねて申し上げることになりますが、子ども達一人ひとりが充実した生活を送れるように環境を整え、仲間と力を合わせた活動や遊びに積極的に取り組み、少し難しいことにも挑戦できる場を設け、試行錯誤をしつつ様々な経験を重ねて、3月にはそれぞれが自信と期待を持って卒園・進級できるように日々の生活を大切にしていきたいと考えています。

 保護者の皆様には、今学期も此れまで同様にお力添えを頂きたいと存じます。宜しくお願い致します。
posted by 管理人 at 00:00| 園だより